からあげグランプリ最高金賞の受賞歴を持つ「からあげ金と銀」は、大阪発のテイクアウト専門からあげフランチャイズです。運営元の株式会社金と銀は2014年に1号店を開き、2020年の法人設立とともにフランチャイズ募集を開始しました。募集開始から2年で70店舗超に拡大した実績があり、小規模物件・低資金で開業できる点や、月額固定のロイヤリティが特徴とされています。本記事では、加盟を検討している方に向けて、収益モデルから費用、評判・口コミまでを整理します。
売上・利益・年収モデル
売上・利益・年収モデル
金と銀の公式募集情報では、既存店の収益事例がいくつか公開されています。オーナー1名で運営する店舗で月商約167万円・営業利益約50万円、オーナー1名とアルバイト2名で運営する店舗で月商約198万円・営業利益約89万円という事例があります。また、2店舗を展開するオーナーが年間所得884万円に達した実績も紹介されています
| 月商モデル | 約167万〜198万円(公式掲載の店舗事例) |
|---|---|
| 粗利益 | 月約117万〜139万円(原価率約30%として試算) |
| 営業利益 | 月約50万〜89万円(店舗事例より) |
| 年換算の利益目安 | 約600万〜1,000万円超(営業利益×12ヶ月で試算) |
| 主な経費 | 仕入原価、人件費、家賃、水道光熱費、ロイヤリティ等 |
金と銀は原価率約30%・固定ロイヤリティ制のため、売上が伸びた分が利益に反映されやすい構造です。ただし収益は立地や客数、繁忙期の売上に左右されるため、公開事例はあくまで一部店舗の実績として捉えましょう。
加盟金・開業初期費用
加盟金・開業初期費用
金と銀の加盟金は88万円(税込)で、開業前研修の費用が含まれています。研修は平均6日程度とされています。物件取得費や内外装・設備費は別途必要で、金額は立地や坪数によって変動します。公式情報では、スケルトン物件から開業した場合の初期投資総額は平均400万円程度とされており、4〜5坪程度の小規模物件で開業できることが投資額を抑えられる理由です。居抜き物件を活用すれば、さらに初期投資を圧縮できる可能性があります。
| 加盟金 | 88万円(税込)・研修費を含む |
|---|---|
| 研修費 | 加盟金に含まれる(平均6日程度) |
| 物件取得費 | 別途必要(物件により変動・要問い合わせ) |
| 内外装・設備費 | 別途必要(物件の状態により変動) |
| 初期投資総額の目安 | 平均400万円程度(スケルトン物件の場合) |
加盟金88万円(税込)に研修費が含まれ、総額目安は平均400万円程度です。小規模物件で開業できるため飲食FCとしては抑えめですが、物件条件で総額は大きく変わるため、個別面談での確認が必須です。
ロイヤリティ・ランニングコスト等
ロイヤリティ・ランニングコスト等
金と銀のロイヤリティは売上に対する歩合制ではなく、月額3.3万円(税込)の固定制です。売上が伸びてもロイヤリティが増えないため、頑張った分が手元に残りやすい仕組みといえます。また、本部から仕入れが必要なのは秘伝のタレのみで、20リットルあたり3万円です。タレ20リットルで作れるからあげの売上は約80万円に相当するとされています。鶏肉などタレ以外の食材は仕入先が指定されておらず、地域の業者から調達できる自由度があります。広告分担金やシステム利用料については公式サイト上では確認できませんでした。
| ロイヤリティ | 月額3.3万円(税込)・固定制 |
|---|---|
| タレ仕入費 | 20リットルあたり3万円(売上約80万円分に相当) |
| 食材仕入 | タレ以外は仕入先の指定なし |
| 広告分担金・システム利用料 | 公式サイト上では確認できませんでした(要問い合わせ) |
| 契約期間 | 2年間(更新あり)・更新料は要問い合わせ |
月額3.3万円(税込)の固定ロイヤリティと、タレのみの本部仕入れというシンプルな構造が特徴です。売上比例の支払いがない一方、タレ仕入費は販売量に応じて増えるため、月次の資金計画は総合的に確認しましょう。
金と銀フランチャイズ加盟オーナーの評判・口コミ
FCオーナーAさんの場合
加盟の経緯やきっかけ
訪問営業の会社を経営していましたが、事業環境の変化を機に新事業を検討。からあげ業界の成長性に注目し、4社の説明会に参加した結果、揚げたてでも冷めても美味しく「毎日食べられる味」に惹かれて金と銀への加盟を決めました。
加盟した結果どうなった?
飲食経験はほぼないまま開業しましたが、物件探しから仕入れ先選定まで本部の伴走支援を受けて2021年に岩手県で開業。初日から行列ができ、開業直後の10日間で売上148万円を記録し、その後は多店舗展開の計画も進めています。
FCオーナーBさんの場合
加盟の経緯やきっかけ
もともとカメラマンとしてフォトスタジオを経営していましたが、大阪への移住を機に事業の柱を増やすことを検討。飲食は未経験ながら、金と銀の味とビジネスモデルに魅力を感じ、2020年に大阪市内で店舗をオープンしました。
加盟した結果どうなった?
フォトスタジオ経営と並行してからあげ店を運営する二刀流のスタイルを実現。異業種オーナーでも運営できる簡素化されたオペレーションを活かし、本業と両立しながら事業の多角化につなげています。
※公式サイトやその他の情報を編集部がまとめた内容を含みます。
加盟オーナーには飲食未経験者や異業種経営者が多く、本部の開業支援を評価する声が目立ちます。ただし好調な事例が公開されている点は踏まえ、説明会などで複数店舗の実績を確認することが大切です。
研修・サポート体制
金と銀フランチャイズの研修・サポート体制
金と銀では、加盟金に含まれる形で開業前研修が実施されます(平均6日程度)。研修では仕込みや調理、テイクアウト店ならではの接客オペレーションを学べます。開業準備の段階では、以下のようなサポートが受けられます。
- 物件選定・物件調査のサポート
- 店舗設計・図面作成の支援
- 仕入れルートの紹介
- 開業スケジュールに合わせた随時のアドバイス
飲食・デリバリー事業の将来性やリスク
市場規模・市場の成長性
日本惣菜協会によると、2025年の惣菜(中食)市場規模は前年比3.7%増の11兆7,075億円と過去最高を更新し、惣菜専門店も3兆2,020億円(前年比104.2%)と着実に成長しています。共働き世帯や単身世帯の増加を背景に、テイクアウト需要は今後も底堅いと見られます。一方、からあげ専門店はブーム期に参入が急増し、競合が多い業態でもあります。立地選定と差別化、リピーターの獲得が成否を分ける市場環境といえます。
AIに代替されるリスクは?
揚げたてを提供する調理や対面接客が中心のテイクアウト業態は、AIによって仕事そのものが代替されるリスクは低いと考えられます。AIやモバイルオーダーはむしろ販促や業務効率化に活用できる領域です。それよりも現実的なリスクは、鶏肉・油・米などの原材料価格の高騰、人材採用難と人件費上昇、競合店の増加、味や品質のブレによるリピーター離れです。省人化しやすい小規模オペレーションを活かしつつ、品質管理を徹底できるかが重要になります。
テイクアウト・惣菜市場は過去最高を更新中で追い風がある一方、からあげ業態は競合が多い分野です。AI代替リスクよりも、原価高騰や競合増加、品質維持といった経営課題への備えが問われます。
金と銀の一般ユーザー(お客様)の評判・口コミ
SNSやグルメサイト上の投稿を確認すると、味と接客への評価が中心で、テイクアウト専門店ならではの注意点も見られました。
好意的な口コミ
衣はカリカリ、中はジューシーで、冷めても美味しい大ぶりのからあげだと評価する声が多く見られます。
ニンニク・生姜不使用のあっさりした味付けで、子どもから年配まで食べやすいと好評です。接客の良さを挙げる利用者もいます。
改善希望などの口コミ
注文を受けてから揚げるため、混雑時は待ち時間が長く感じられたという声が見られます。
あっさり系の味付けがパンチ不足に感じられた利用者や、価格をやや高めと感じた利用者もいるようです。
※一般のお客様の口コミ等を編集部がまとめた内容になります。
Q & A
Q. 未経験でも加盟できる?
A. 開業前研修と本部サポートがあり可能です。
Q. 加盟金はいくら?
A. 88万円(税込)で研修費も含まれます。
Q. ロイヤリティは高い?
A. 月額3.3万円(税込)の固定制です。
Q. 何坪から開業できる?
A. 4〜5坪程度の小規模物件でも開業可能です。
Q. 副業での運営はできる?
A. 異業種と並行するオーナー事例があります。