松陰塾は、株式会社ショウイン(福岡県)が展開する、AIを活用した自立学習型の個別指導塾フランチャイズです。幕末の教育者・吉田松陰が営んだ松下村塾の理念を継承し、「わかるところから始める」「わかるまで先に進まない」「わかるまで繰り返す」という独自の指導法(ショウイン式)を掲げています。個別指導塾として45年以上の運営実績を持ち、自社開発の自立学習教材「AI-Showinシステム」を導入することで、講師による一斉授業を行わずに生徒の自学自習をサポートする仕組みが最大の特徴です。北海道から沖縄まで全国に教室を展開しています。
売上・利益・年収モデル
松陰塾の月収モデル例
個別指導塾の売上は、生徒数と平均月謝、教科数、継続率で決まります。松陰塾は講師人件費が原則不要なため、一般的な学習塾に比べて経費を抑えやすいのが特徴です。公式サイトで公開されている収益モデルをもとにした目安は下表のとおりです。
| 月商モデル | 生徒数50名・平均月謝26,000円を想定した場合、年間売上は約2,100万円というモデルがある |
|---|---|
| 粗利益 | 講師人件費が原則不要なため原価は低い(具体的な粗利率は要問い合わせ) |
| 営業利益 | 上記モデルで経費(家賃・広告費・光熱費等)を差し引いた年間利益は約1,400万円程度とされる |
| 年換算の利益目安 | 上記モデルで年間約1,400万円(生徒数50名を確保できた場合の一例) |
| 主な経費 | テナント家賃、水道光熱費、広告宣伝費、学習システム利用料(講師人件費は原則不要) |
松陰塾は講師人件費が不要な分、利益率を高めやすい業態で、生徒数50名を想定したモデルでは年間利益約1,400万円という例が示されています。ただしこれは生徒数を確保できた場合の参考例で、開業初期は生徒募集に時間がかかることもあります。
加盟金・開業初期費用
松陰塾の開業に必要な資金
松陰塾のフランチャイズには、1校舎開業向けのAプランと、複数校舎の展開を見据えたBプランがあります。加盟金・学習システム導入費・研修費に加え、テナント取得費や内外装、備品費などが別途必要です。
| 加盟金 | 165万円(税込)/150万円(税抜)。2校舎目以降の加盟は免除 |
|---|---|
| 学習システム導入費 | 220万円(税込、Aプラン・1校舎の場合)。複数校舎同時開業では段階的に増額(2校舎330万円・3校舎440万円、税込) |
| 研修費 | 55万円(税込) |
| テナント取得費・内外装・備品等 | 15坪程度の教室で概ね400万〜500万円が目安(別途) |
| 開業資金の目安(総額) | 本部への一時金440万円ほどに上記を加え、総額は概ね700万円台〜900万円程度とされる |
松陰塾の開業では、加盟金・学習システム導入費・研修費を合わせた本部への一時金が440万円ほどが目安で、テナント関連費用を含めた総額は700万円台〜900万円程度とされています。1教科追加ごとの学習システム導入費はかかりますが、2校舎目以降は加盟金が免除される点も特徴です。
ロイヤリティ・ランニングコスト等
松陰塾の月額コスト
松陰塾はロイヤリティが0円です。月々の主なコストは、テナント家賃や光熱費、通信費、そして生徒に付与するID数(生徒数)に応じて変動する学習システム利用料です。
| ロイヤリティ | 0円 |
|---|---|
| 学習システム利用料 | 生徒数(付与ID数)に応じて変動 |
| 広告宣伝費 | 開業時のチラシ等はパッケージに含まれる場合があるが、継続的な販促費は要問い合わせ |
| 月謝回収システム等 | 塾保険付きの月謝回収サービスが用意されている(利用料は要問い合わせ) |
| テナント家賃・水道光熱費・通信費 | 立地・教室規模による |
松陰塾はロイヤリティが0円のため、売上が伸びた分を手元に残しやすい設計です。ただし、学習システム利用料は生徒数(ID数)に応じて増えるため、ロイヤリティがない分も含めて月々のコスト全体で収支を確認することが大切です。
松陰塾フランチャイズ加盟オーナーの評判・口コミ
FCオーナーAさんの場合
加盟の経緯やきっかけ
FCオーナーAさんは、17年間の営業職で培ったコミュニケーション力を生かし、自分の力で勝負したいと考えていました。「自立学習」を理念とする松陰塾との出会いに、地元への恩返しにもなるという想いを重ね、開業を決意したといいます。
加盟した結果どうなった?
これまでの営業経験で身につけたコミュニケーション力と、ショウイン式の自立学習メソッドが噛み合い、保護者から感謝の声を数多くもらっているそうです。生徒の成長を間近で見守れることに、仕事のやりがいを感じているといいます。
FCオーナーBさんの場合
加盟の経緯やきっかけ
FCオーナーBさんは、複数の学習塾フランチャイズを比較検討したうえで、初期投資の少なさと、ワンオペでも運営できる点に魅力を感じて松陰塾への加盟を決めました。
加盟した結果どうなった?
開校からおよそ9ヶ月で70名の生徒が入塾しました。本部が用意する集客ツールを現場でしっかり使いこなすだけで済んだため、集客面の不安はほとんどなかったといいます。今後は複数校舎への展開を目標にしているそうです。
※公式サイトやその他の情報を編集部がまとめた内容を含みます。
加盟オーナーの声からは、他の学習塾FCとの比較のうえで初期投資の少なさやワンオペ運営のしやすさを決め手に選ぶ様子や、本部の集客ツールを活用して短期間で生徒数を伸ばした例がうかがえます。ただしこれらは個別の事例で、成果は地域や運営により異なります。
研修・サポート体制
松陰塾フランチャイズの研修・サポート体制
松陰塾では、教育業界未経験でも開業できるよう、実務全般を基礎から学べる開校前研修(eラーニング・オンライン・集合研修)を用意しています。研修終了後には、先輩加盟者の運営する教室を訪問する現場OJTがあり(地域により一部実施がないエリアもあります)、座学では得にくい実践的な感覚を身につけられます。開業準備では、本部担当者が収支シミュレーションや立地調査、テナント選定、融資資料の作成までサポートし、日本政策金融公庫と連携した開業資金融資の相談も可能です。開校後も、生徒数が20名を超えるまでオンラインでのフォローアップを継続するほか、チラシやWeb広告など集客ツールの提供、月謝回収サービスの提供もあります。
塾・スクール事業の将来性やリスク
市場規模・市場の成長性
矢野経済研究所の調査によると、2024年度の教育産業市場規模は約2兆8,555億円と予測されており、物価上昇や賃上げを背景とした「単価アップ」が市場を下支えする構造になっています。学習塾業界では、かつての集団指導から個別指導へのシフトが定着し、近年はさらに、映像やAI教材を活用した自立学習スタイルが急増して個別指導に次ぐ勢力になりつつあります。少子化で子どもの数自体は減少していますが、一世帯あたりの教育投資額は増加傾向にあり、需要そのものは底堅いといえます。一方で、個別指導・自立学習型の学習塾は競合が増えており、地域内での差別化が課題です。
AIに代替されるリスクは?
松陰塾は、そもそも学習指導そのものをAI教材が担う仕組みのため、一般的な意味での「講師がAIに代替されるリスク」は当てはまりにくい業態です。むしろオーナーに求められるのは、生徒のやる気を引き出す声かけ(コーチング)や、保護者との信頼関係づくり、地域での教室運営・集客といった、人にしかできない役割です。現実的なリスクは、AIによる代替よりも、完全オンラインで完結する映像・AI教材サービスとの競合、少子化による地域内の生徒数の奪い合い、そして教室ごとのコーチング品質のばらつきです。地域に根ざした集客力と伴走力が、経営を左右します。
松陰塾は学習指導自体をAIが担うため、講師のAI代替という一般的なリスクは薄い業態です。一方、完全オンラインの競合サービスとの差別化や、少子化下での生徒獲得、教室ごとのコーチング品質の維持が課題になります。地域での集客力が経営を左右します。
松陰塾の一般ユーザー(お客様)の評判・口コミ
松陰塾は全国に教室があり、通わせている保護者や生徒からさまざまな声が寄せられています。好意的な声では、タブレット教材で自分のペースで学べる点や、料金の分かりやすさを評価する内容が目立ちます。一方で、講師の関わり方に関する声もあります。
好意的な口コミ
通い放題でタブレットも使い放題のため、料金体系が良心的で分かりやすいと評価する声が多く見られます。
自分のペースで苦手なところを繰り返し学べる仕組みが、コツコツ型のお子さんに合っているという声があります。
改善希望などの口コミ
教室によっては講師の人数が少なく、静かな環境ゆえにかえって質問しにくいと感じたという声も見られます。
講師が教える一斉授業ではなく自習に近いため、本人のやる気次第で成果に差が出やすいと感じる保護者もいるようです。
※一般のお客様の口コミ等を編集部がまとめた内容になります。
Q & A
Q. 未経験でも加盟できる?
A. 9割が未経験からのスタートで可能です。
Q. ロイヤリティは?
A. 0円ですが学習システム利用料等はかかります。
Q. 講師は雇う必要がある?
A. AI教材が中心のため原則不要です。
Q. 開業資金の目安は?
A. 総額700万円台〜900万円程度が目安です。
Q. 複数校舎の展開はできる?
A. 2校舎目以降は加盟金が免除されます。