KUMON(公文式)は、株式会社公文教育研究会(大阪市)が展開する学習教室のフランチャイズです。1955年に創始者の公文公氏が始めた算数の指導法から発展し、現在は算数・数学、国語、英語を中心に、世界62の国と地域へ広がっています。教室数は日本国内に約15,400、海外に約8,300、生徒数は国内134万人・海外227万人(2023年時点)にのぼる、世界最大級の教育フランチャイズです。日本国内では約13,700人の指導者が「くもんの先生」として教室を運営しており、アメリカのフランチャイズランキングで教育分野1位に選ばれた実績もあります。
売上・利益・年収モデル
KUMONの月収モデル例
くもんの先生の収入は、生徒数×教科数に応じた会費収入から、本部への支払い、スタッフ人件費、会場費などを引いた残りです。生徒数と、1人あたりの受講教科数、自宅か貸会場かの形態で収支が大きく変わります。下表は、公式募集サイトと募集媒体で公開されていたモデルをもとにした目安です。
| 月間利益モデル | 1年目で月約9万〜12万円(公式モデル/最低金額を保証するものではありません) |
|---|---|
| 生徒数の目安 | 開設1年目で35名前後、2〜3年目で50名前後のモデル例 |
| 3年目以降の例 | 平均的な生徒数で月収12万円程度のケース、生徒50名・スタッフ3〜4名で月11万〜19万円のモデル例 |
| 年換算の利益目安 | 1年目モデルで年間およそ110万〜140万円(生徒数・教科数・会場形態で変動) |
| 主な経費 | 本部への支払い、採点スタッフの人件費、会場費(貸会場の場合)、生徒募集のPR費、水道光熱費・通信費 |
くもんの先生の収入は生徒数×教科数の会費が源泉で、公式モデルでは1年目の利益が月9万〜12万円ほどです。教室日は週2日で、開設から2年間は本部の収入サポートがあります。高収入型のFCではなく、子育てや暮らしと両立しながら教育に携わる働き方として選ばれており、成果は生徒募集次第で変わります。
加盟金・開業初期費用
KUMONの開業に必要な資金
KUMONは、一般的なフランチャイズ契約で発生する加盟金や保証金が一切かからないことを公式に明示しています。必要なのは開設認可料で、教室を貸会場で開く場合はその契約費用と設備がかかります。援助制度も用意されています。
| 加盟金・保証金 | 0円(一切かからないことを公式が明示) |
|---|---|
| 開設認可料 | 110,000円(税込) |
| 会場関連費 | 自宅開業なら不要。貸会場の場合は敷金・保証金、机・イス・エアコンなどの設備費 |
| 開設初期費用の援助 | 備品や生徒募集PRの費用を上限21.1万円(税抜)まで本部が援助 |
| 会場費の援助 | 貸会場の場合、1年目は全額・2年目は30%を本部が援助(3年目以降も月5万円超は超過分の半額を援助) |
KUMONの開業は開設認可料11万円(税込)が中心で、加盟金・保証金は不要です。自宅開業なら会場費もかからず、貸会場でも1年目は全額、2年目は30%の会場費援助があります。開設初期の備品・PR費用の援助(上限21.1万円税抜)や、2年目までのスタッフ育成援助(毎月4万円税込)もあり、立ち上げ負担を抑えられます。
ロイヤリティ・ランニングコスト等
KUMONの月額コスト
くもんの先生は、生徒からの会費収入の一定割合を本部に支払う仕組みですが、その割合は公式には公表されておらず、説明会で開示されます。教材は本部から提供され、月々の実費としてはスタッフ人件費や会場費が中心です。
| 本部への支払い(ロイヤリティ) | 会費収入の一定割合(割合は公式非公表のため要問い合わせ) |
|---|---|
| スタッフ人件費 | 採点スタッフ等(生徒数に応じて雇用/勤務時間・時給・人数で変動) |
| 会場費 | 自宅開業なら不要、貸会場は地域により変動(援助制度あり) |
| PR費 | 生徒募集のチラシ等(開設初期は援助あり、本部のCM・Web広告も並行) |
| その他 | 水道光熱費、教室までの交通費、通信費など |
KUMONの本部への支払いは会費収入に連動する仕組みですが、割合は公式に公表されておらず、説明会での確認が必要です。公式の収支例には内訳(スタッフ人件費・会場費・PR費・雑費)が示されているため、自分の想定生徒数でどれだけ手元に残るかを、説明会で具体的に試算してもらうことが大切です。
KUMONフランチャイズ加盟オーナーの評判・口コミ
FCオーナーAさんの場合
加盟の経緯やきっかけ
FCオーナーAさんは、40代を迎えてこれからの人生を考えたとき、子どもの成長に関わる仕事がしたいと、くもんの先生になることを決めました。指導経験や資格はありませんでしたが、説明会と研修を通じて、自分にもできると感じられたことが後押しになりました。
加盟した結果どうなった?
自宅で教室を開いているため、教室の準備をしながら家事や子育てと両立できています。開設前の研修で教材の構成の奥深さを知り、開設後も先生専用のWebサイトでいつでも教材や指導について学べる環境に助けられているといいます。
FCオーナーBさんの場合
加盟の経緯やきっかけ
FCオーナーBさんは、前任の先生の体調不良をきっかけに、通い慣れた地域の教室を急遽引き継ぐことになりました。不安はありましたが、KUMONの担当スタッフに理想とする教室や生徒の姿を伝え、実現への道筋を一緒に話し合えたことで、開設に踏み切れました。
加盟した結果どうなった?
引き継ぎ開設という形でしたが、担当スタッフの手厚いサポートを受けながら教室を軌道に乗せました。開設後2年間の援助制度も活用して教室の基盤を整え、子どもたちの「できた!」に立ち会えるやりがいを感じながら運営を続けています。
※公式サイトやその他の情報を編集部がまとめた内容を含みます。
先生たちの声からは、指導経験のない主婦や会社員が、研修と担当スタッフの伴走を頼りに開業する姿がうかがえます。自宅開業での子育てとの両立や、既存教室の引き継ぎ開設、産休時の代行制度の活用例もありますが、これらは個別の事例で、教室の成果は生徒数によって異なります。
研修・サポート体制
KUMONフランチャイズの研修・サポート体制
くもんの先生は、指導経験や資格がなくても始められるよう、開設前に1〜2ヶ月ほどの研修を行い、公文式教材の使い方、子どもへの接し方、保護者とのコミュニケーション、教室運営のノウハウを学びます。開設場所は、エリアの市場性を踏まえて本部が一緒に検討し、既存教室の引き継ぎ開設という選択肢もあります。開設後は、担当スタッフが生徒募集や経営面のノウハウを提供しながら伴走し、無料の研修・講習や先生専用Webサイトで学び続けられます。集客面では、本部のテレビCMやWeb広告、生徒募集キャンペーン、募集ツールの提供があります。出産時などに教室を任せられる代行制度や、開設2年間の収入サポート(スタッフ育成援助・会場費援助など)も特徴です。
塾・スクール事業の将来性やリスク
市場規模・市場の成長性
少子化で子どもの数は減っていますが、子ども1人あたりにかける教育費は増える傾向にあり、幼児期からの学習習慣づくりへの関心は高い水準が続いています。KUMONは国内約15,400教室・生徒134万人という圧倒的な規模と、70年近い実績・知名度を持ち、幼児から高校生水準まで無学年式で学べる点が強みです。一方で、学習教室・塾業界は競争が激しく、通信教育やオンライン学習、タブレット教材など代替サービスも広がっています。同じ小学校区に競合教室がある地域も多く、地域の子どもの数と競合状況の見極めが開業時の重要なポイントになります。
AIに代替されるリスクは?
教育分野では、採点の自動化やAIによる個別最適化教材が広がりつつあり、単純な反復学習はデジタル教材と競合しやすい領域です。ただし、公文式の中核は、子ども一人ひとりの「ちょうど」を見極めて教材を与え、できたことを認めて自学自習の姿勢を育てる、指導者の観察と声かけにあります。子どもを見守り、保護者の相談に乗る役割は人にしかできません。現実的なリスクは、AIそのものよりも、少子化による生徒数の減少、オンライン教材との競合、そして収入が生徒数に連動する構造の中で生徒募集を続けられるかという点にあります。
子ども1人あたりの教育費は増加傾向で、学習習慣づくりの需要は底堅い分野です。公文式の核である子どもの見守りと個別の声かけはAIに代替されにくい一方、少子化やデジタル教材との競合、地域の生徒数確保が課題です。収入は生徒数連動のため、市場性の見極めが開業の成否を左右します。
KUMONの一般ユーザー(お客様)の評判・口コミ
子ども1人あたりの教育費は増加傾向で、学習習慣づくりの需要は底堅い分野です。公文式の核である子どもの見守りと個別の声かけはAIに代替されにくい一方、少子化やデジタル教材との競合、地域の生徒数確保が課題です。収入は生徒数連動のため、市場性の見極めが開業の成否を左右します。
好意的な口コミ
毎日のプリントで学習習慣と計算力がつき、学年を超えて先に進める仕組みが良いと評価する声が多く見られます。
できるところをきちんと褒めて客観的に学習を支えてくれる先生の存在が心強いという保護者の声があります。
改善希望などの口コミ
教材は計算が主体のため、文章題や応用力は別に補う必要があると感じる保護者もいるようです。
実力より易しい教材の反復が長く続くと、子どものやる気が下がってしまったという声も見られます。
※一般のお客様の口コミ等を編集部がまとめた内容になります。
Q & A
Q. 指導経験がなくても開業できる?
A. 資格不要で開設前研修があります。
Q. 加盟金や保証金は?
A. 不要です。開設認可料11万円が必要です。
Q. ロイヤリティは?
A. 会費の一定割合で率は要問い合わせです。
Q. 自宅で開業できる?
A. 可能です。貸会場には援助制度があります。
Q. 教室は週何日?
A. 教室日は週2日が基本で準備日が加わります。